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サラリーマンが副業で個人事業主(フリーランス)を目指すなら、知っておきたい注意点とデメリット

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サラリーマンでも副業に挑戦し、ゆくゆくは個人事業主(フリーランス)を目指す人は年々増加しています。

個人事業主(フリーランス)と聞くとサラリーマンとは違って自由な響きがあり、さらに収入もアップする可能性を感じると魅力的ですよね。

私もサラリーマン時代に副業を始めて個人事業主になり、月5万円程を稼ぐ収入の柱を作ることができました。

ただしサラリーマンが副業で個人事業主になるには注意点もあり、良い事ばかりではありません。

この記事では、サラリーマンが副業で個人事業主(フリーランス)を目指すにあたって知っておきたいポイントや、メリットを体験談とともに紹介します。

やっち
やっち

個人事業主になると税金や経理の知識も必要になります。

デメリットや注意点をおさえたうえで挑戦し、収入アップを目指しましょう!

ふきだし 普通

宅建士、不動産ライター

やっち

感覚ではなく200社以上のデータを元にバーチャルオフィスを分析。
宅地建物取引士、不動産大家業、リフォーム業、管理業、仲介業を経験し、様々な角度からバーチャルオフィスを比較検証。
マニアックな分析結果を分かりやすく伝えることを心がけています。

※最新の情報は必ず公式サイトで確認をお願いします
※全て税込表記です

そもそもサラーリマンは副業で個人事業主になれる?

まずはサラリーマンは副業で個人事業主になれるのか?簡単になれるのか?これらを紹介します。

個人事業主にはどうやってなるのか

結論からいえばサラリーマンの方でも「個人事業主の開業届」を提出すれば、個人事業主になることができます。

個人事業主とは、税務署に開業届を出して「継続・反復して事業を行っている個人」のことです。

よく個人事業主とフリーランスとの違いが疑問として挙げられますが、フリーランスは「開業届を行わずに事業を行っている個人」です。*所説あります

フリーランスの方でも開業届を出せば個人事業主となります。

実は開業届を出して受理される際に審査等はなく、届け出内容に不備がなければ「個人事業主」としてデビューすることができます。

やっち
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開業届は受理されても、個人事業主になるメリットの1つ「青色申告」の取り消し処分となる可能性がある点には注意が必要です。

副業スタート=個人事業主になるタイミングではない

では副業スタートと一緒に個人事業主の開業届を出すべきなのか?というと、そうではありません。

個人事業主になるとまず、帳簿をつけて確定申告をする必要があります。

このように、個人事業主になるだけで簿記や税金、節税に関する知識が必要になり、さらに確定申告という作業が増えます。

どのタイミングで個人事業主になるかは人それぞれですが、私の場合は副業の収入に税金がかかってしまうタイミングで個人事業主になりました。

サラリーマンが副業で個人事業主になるメリット

個人事業主になるだけで簿記や税金、節税に関する知識が必要になりますが、お金に関わる仕事や経験がないと「簿記、帳簿、確定申告」といったキーワードを聞くだけで嫌になりますよね。

実はこの面倒な作業をやってまで個人事業主になるメリットがあります。

本業では達成が難しい収入アップのチャンスがある

本業で仕事をどれだけ頑張っても、一気に何万円も月給をアップさせることは簡単ではありません。

ところが副業であれば、月数万円アップであれば達成できるチャンスがあります。

私は副業で毎月5万円前後の収入アップを達成することができました。

支払う税金を減らせる

前提条件として、売上が全て自分のものになるわけではない

サラリーマンが個人でビジネスを始めて、売り上げが月10万円あっても満額受け取ることはできません。

なんの対策もせず月に10万円売り上げると、所得税など税金が売り上げに比例して増えるからです。

つまり、簡単に言ってしまえば月10万円の売上なら所得税は「年間120万円×所得税の税率」増えます。

税率は最も低くても5%となっており、少なくとも120万円の5%にあたる6万円を税金として支払うことになります。

個人事業主の特権:青色申告特別控除

わざわざ手間がかかる作業をしてまで個人事業主になることで、この支払う税金を少なくすることができます。

個人事業主には「青色申告特別控除」という、売上から55~65万円を控除できる特権ともいえるものがあるからです。

経費が少ない方でも、60万円前後を売り上げから引いた金額で税金を支払います。

個人事業主になる人が多いのは、この節税面でのメリットがあるからです。

個人事業主だから申請できる補助金がある

県や市などからの補助金を受けるには、個人事業主または法人しか申請できない場合があります。

私も県内のスタートアップ向けの補助金申請をしましたが、個人事業主または法人というのが条件でした。

サラリーマンが副業で個人事業主になるデメリット

副業が会社にバレるリスクがある

サラリーマンでも副業が禁止されていて、もし個人事業主になったらバレないか不安な方もいると思います。

個人事業主は法人と違い、ネット上に住所が公開されることがないため対策をすればバレないようにすることは可能です。

詳細はこちらの「個人事業主が住所バレを防ぐ方法」で紹介しています。

【知らないと損!】個人事業主(フリーランス)が住所バレを防ぐ方法 【知らないと損!】個人事業主(フリーランス)が住所バレを防ぐ方法

本業を優先する必要がある

副業であっても、踏ん張りどころはあります。

絶対にチャンスを逃したくないと思っても、やはり本業に影響が出ないようにする必要があります。

そうなるとどうしても副業が後回しになり、悔しい思いをすることもあります。

サラリーマンにおすすめしない副業

第一条件として、本業と被る副業はおすすめしません。

副業は1つに絞らず色々と挑戦してみることが大切だとは思いますが、本業と被るものや近すぎるものは避けましょう。

顧客を奪って個人の売上にしたといった疑いがかかる、社内情報を不正利用しているなど、副業をしていることを知られたときの対応が大変です。

実際に勤め先と同じ内容の副業をしていることがバレて、裁判になった知人がいます。

副業するサラリーマンが知っておきたい「バーチャルオフィス」

サラリーマンの方が個人事業主として開業するならバーチャルオフィスも検討してみましょう。

バーチャルオフィスとは、ビジネス用の住所だけを格安でレンタルするサービスです。

勤め先に個人事業主として活動していることがバレるリスクを下げたり、自宅住所の代わりに使える住所が手に入るといったメリットがあります。

私自身も利用していますが、住所を隠さず思い切って副業ができるだけでも契約した価値があったと感じています。

個人事業主必見!自宅以外の住所を手に入れる方法とメリット 個人事業主必見!自宅以外の住所を手に入れる方法とメリット

サラリーマンの私が副業で個人事業主になった体験談

サラリーマンの私が副業で月5万円の売り上げを達成できた理由

私はサラリーマン時代に副業としてアフィリエイト事業を開始しました。

始めてから1年間は全く売り上げがなく、個人事業主になるレベルではありませんでした。

それでも諦めず、毎日空いた時間でコツコツと事業を進めると次第に売り上げが上がってきました。

特に成功のために変わったこともしていませんが、本業と並行してコツコツ継続したことが理由だと思います。

サラリーマンの私が副業で売り上げが出るまでにかかった時間

私がアフィリエイト事業で月1万円の売り上げを達成したのは、ちょうど1年が経った頃でした。

副業の種類とやり方によっては、もっと早い段階で達成することも可能だと思います。

サラリーマンで個人事業主になった私が大変だと感じること

税金関係の対応が大変だと感じます。

個人事業主になると、帳簿をつけて確定申告する必要があります。

私はたまたま個人事業主の確定申告を4回した経験がありますが、それでも経費の打ち込み作業があります。

もし作業を、簿記や税金の知識ゼロからやると思とかなりハードルが高いと感じます。

税理士など専門家に任せられるような売り上げが出ていない場合、かなり大変だと思います。

サラリーマンが副業で個人事業主として成功させるためのポイント

本業に活かせるスキルが身につく副業を選ぶ

サラリーマンの方で「収入アップが副業の目的」という人は多いですが、思わぬ効果があります。

副業で身に着けたスキルは、本業にもいい影響を与えます。

私は本業が不動産会社勤務、WEBサイト運営が副業というスタイルでした。

WEBサイト運営でライティングを毎日していたため、本業で担当していたコラム作成のスピードアップしました。

また副業で簡単なコードも書けるようになったため、本業のホームページも簡単な変更であれば私が担当するようになりました。

続けられるペースを見つける

副業で結果を出すために必要なのは、継続するためのメンタルです。

スキルは勉強して実践すれば身に付きますが、満足いく結果が出るまで継続するメンタルが必要です。

経験上、副業を始めると数週間はやる気があるので前向きに進めることができます。

おそらく副業のための勉強や下準備など、自分の将来に可能性を感じて大変でも楽しい時期です。

その後になかなか売り上げが上がらないといった、試練ともいえる時期が来ます。

多くの人がここで挫折し、私の仲間も離脱していきました。

この苦しい時期にもコツコツ継続できるようなペースを見つけると、ある日ポツポツと成果が出始めます。

成果が出ない状態で全力疾走を続けるのは非常に難しいので、マラソンのように長時間走り続けられるようなペースで進めることがポイントです。

本業と被る副業はおすすめしない

サラリーマンが副業で個人事業主になるデメリットでも伝えましたが、本業と被るまたは近い副業はおすすめしません。

本業の経験や知識を活かした副業が最も効率よいものの、バレた時に裁判沙汰になることもあるのでおすすめしません。

自分の力で手に入れた情報を使って成功できるような副業を選びましょう。

副業は楽しい!

副業を楽しめない、売上だけが目的になると辛い戦いになります。

「売り上げがない=副業の意味がない」と感じてしまうからです。

私は売り上げがない期間が1年は続きましたが、スキルが身についていること、ライティングすることに楽しさを感じたおかげで継続できています。

副業で収入がアップした自分を想像しながら走り続けましょう。