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個人事業主やフリーランスの方の悩みの1つに、「名刺に自宅住所を記載するかどうか」というものがあると思います。
自宅住所を名刺に記載して不特定多数の人に知られるとなると気が引けるし、かといって事務所を借りるのはコストがかさみます。
とはいえ、名刺に住所がないと相手にどんな印象を与えるのか気になりますよね。
今回は、名刺交換についてのアンケートを100名に対して実施しました。
個人事業主でも名刺に住所は記載すべきなのか?
この記事で分かります。
アンケートについて
今回はリアルな口コミを収集するために、ネットで100名に対しアンケート調査を実施しました。
アンケート方法
- アンケート方法:クラウドワークス
- アンケート数:7問
- 対象者:名刺交換の経験がある人
- 対象人数:100名
- アンケート実施日:2023年6月7日~6月17日
アンケート内容
アンケート集計結果
100名に対して調査したところ、名刺の有無だけでなく記載内容が与える影響も分かりました。
相手が名刺を持っていない又は作っていない場合の印象は?
この質問では、そもそも名刺は必要なのか?という点に着目しました。
61%の人は何も思わないものの、35%の人はマイナスな印象を持つことが分かります。
マイナスな印象の人が3割しかいないなら名刺は不要と捉えるか、3割もいるなら名刺は持つべきと捉えるかは個人の判断になります。
個人的には、どこでどんな縁がつながるか分からないので名刺は用意しようと思いました。
取引相手で名刺を持っていなくても仕方ないと感じるのはどんな人?
- 全員持っていてほしい
- 個人事業主やフリーランス
- 営業や役職者以外の事務員やパート
- 名刺の有無は気にしない
この質問では、職種が「名刺を持つべきかどうか」に影響するかを調べました。
職種に関係なく出会った人全員に名刺を持っていてほしいと感じる人は1番の11%、一方で名刺の有無は気にならない人は4番の30%となりました。
さらに細かく調査すると、パート等であれば46%と約半数の人が「名刺がなくても仕方ない」と感じるものの、個人事業主やフリーランスについてはわずか26%でした。
74%の人は、個人事業主でも名刺を持っていたほうが良いと感じたようです。
おそらく「事業の責任者の名刺はもらっておきたい」と考える人が多いのだと思われます。
名刺をみて「マイナスな印象」を感じるパターンを教えてください
- 住所・電話番号の記載がない
- 住所の記載がない(名前・メアド・電話番号あり)
- 電話番号の記載がない(名前・メアド・住所あり)
- 名刺には名前とメールアドレスの記載があれば十分
この質問では、名刺にはどこまで情報を記載すべきかを調査しました。
住所と電話番号は必要なのか?
このアンケートでは、名前とメールアドレスが記載されていれば十分と感じる人が43人となりました。
一方、残り57人の人は名前とメールアドレスに加えて住所と電話番号の有無を気にしていることが分かります。
特に、住所も電話番号どちらも記載がないと39人の人がマイナスの印象を持ちます。
住所は必要なのか?
住所と電話番号、どちらを名刺に記載するか選ぶとなると、電話番号の方がハードルが低く感じるかと思います。
しかし、住所が記載されることでマイナスな印象が6%にまで下がり、電話番号を記載した場合の12%の半分となります。
できれば電話番号よりも住所を記載したほうが良いという結果になりました。
記事の後半で自宅以外の住所を作る方法を紹介します。
名刺に記載された電話番号で、「マイナスな印象」のものを選んでください
- 固定電話番号
- 携帯電話番号
- 電話番号の記載がない
- 電話番号の種類、記載の有無は気にしない
この質問では、仕事用の電話番号では固定電話番号を使うべきかどうかを調査しました。
電話番号は記載すべき?
電話番号が固定電話でも携帯電話でも気にしない人が21%いる一方、79%の人は名刺の電話番号に何かしら注目しているようです。
特に電話番号の記載がないと70%の人がマイナスな印象をもつことが分かりました。
一方、先ほどの【名刺をみて「マイナスな印象」を感じるパターンを教えてください】という質問では、電話番号の記載がないとマイナスに感じる人はわずか6人でした。
6人だった理由としては、「メールアドレス等で連絡方法があると分かれば電話番号がなくても良い」というのが1つの理由だと考えられます。
固定電話番号か携帯番号か
今回のアンケートで、固定電話でも携帯でも相手が受ける印象はさほど左右されないことが分かりました。
普段の生活が携帯電話番号で成り立っているのであれば、わざわざ仕事用に固定電番号を用意する必要はなさそうです。
名刺に記載されたメールアドレスで、「マイナスな印象」のものを選んでください
- 携帯電話のアドレス(@docomo.ne.jp等)
- フリーメール(@gmail.com等)
- 名刺交換相手のアドレスに関心がない
名刺に記載されたメールアドレスについては「関心がない」という人が58人いることが分かりました。
一方、残り42人の人は何かしら気になるポイントがあり、フリーメールの場合は31人の人がマイナスに感じることが分かりました。
メールアドレスは、簡単に作ることができるフリーメールは避けたほうがよさそうです。
名刺に記載された所在地が都内一等地の場合の印象を教えてください
名刺に住所を記載するデメリットが目立ちますが、何かメリットはないのか?調査してみました。
名刺に記載された住所が都内一等地の場合、何も思わない人は64%でした。
一方で36%の人はプラスの印象を受けることから、名刺に記載された住所でブランディングすることも可能だといえます。
住所が相手の印象に影響する結果は他のアンケートでも得られている
過去に実施したネットショップに関するアンケートでは、以下のような結果が出ています。
Q.地元密着型企業や県内産にこだわった商品販売会社の住所が他県の場合、どう感じますか?
地元密着起業や県内産にこだわった会社の住所が他県の場合、マイナスな印象を持つ人は74%もいることが分かりました。
住所選びを間違えると、マイナスな印象を与える可能性があります。
掲示順序効果(初頭効果)が得られるかもしれない
名刺の住所によって何かしらの印象を相手に与えることが可能なら、掲示順序効果(初頭効果)が得られる可能性があります。
掲示順序効果(初頭効果)とは、【最初に与えられた情報を元に人は印象付けをする】という心理学の1つです。
銀座の「高級感」「一等地」といったイメージを利用すれば、例えばハンドメイド作品を作る方であれば「品質のいいものを取り扱っている」といった印象を与えられる可能性があります。
今まで相手の名刺の情報が不足していて困った経験がありますか?
この質問では、名刺の情報が仕事に影響するかを調査しました。
意外と多い「困った経験がある」
名刺の情報、例えば住所や電話番号が不足していて困った経験がある人は32%でした。
【Q.名刺をみて「マイナスな印象」を感じるパターンを教えてください】という質問で、住所・電話番号の記載がないとマイナスな印象を持つ人が39%いたのも、この「困った経験がある」というのが1つの理由かもしれません。
相手と円滑な取引を行うためにも、できれば住所・電話番号を乗せた名刺を用意したほうが良いと感じました。
「住所を名刺に記載すべきか」の答え
今回のアンケート結果で分かったことがこちら。
- 取引相手が名刺を持っていないとマイナスに感じる:35%
- 個人事業主・フリーランスは名刺を持っていてほしい:74%
- 名刺に住所・電話番号の記載がないとマイナスに感じる:39%
これらの回答をもとに、結論をだしました。
名刺を用意すべきかどうか
今回の結果から、私は個人事業主でも名刺を用意しようと思いました。
名刺を用意すべきかという点については、名刺がないことでマイナスに感じる人が35%でした。
名刺がなくても何も思わない人もいますが、約3割の人は名刺がないことにマイナスな印象を持つことが分かります。
また、個人事業主やフリーランスなら名刺がなくても仕方ないと感じる人はわずか26%で、残り74%の人は「名刺を持っていてほしい」と感じるようです。
初対面の時の情報を元に人は印象付けをする「掲示順序効果」を考えると、名刺を持っていないだけでマイナスな印象をもたれるのはもったいないと感じます。
名刺に住所を記載すべきか
私は名刺には住所を記載したほうが良いと感じました。
名刺に住所と電話番号がない場合、39%の人はマイナスな印象を持ちます。
住所か電話番号のどちらかを記載するだけでマイナスな印象を持つ人は12%以下にまで下がります。
では電話番号だけ記載すればいいのか?という疑問に対しては、相手のことを考えると電話番号と住所どちらも記載したほうが良いと思います。
理由は「名刺の情報が不足していて困った経験がある」と答えた人が約3割いたため、相手と円滑に仕事を進めるためには住所も電話番号も記載したほうが良いと感じました。
自宅住所を公開したくない人の解決策
個人事業主やフリーランスの方で自宅以外の住所を持ちたい方におすすめなのがバーチャルオフィスです。
バーチャルオフィスとは「住所だけを借りる」サービスで、事務所を契約するよりもかなり安いです。
こちらがバーチャルオフィスのイメージです。
- バーチャルオフィスの運営会社が、一等地のオフィスビルの1室を借りる
- 運営会社が借りている住所を貸し出す
- 貸し出された住所を借りて名刺やHPなどに使う
上記のような流れで、一等地の住所を使うことができます。
駅から徒歩10分以内の好立地のオフィスビルの場合、賃料は20万以上することもあります。
その一等地の住所を複数人でシェアして借りることで、月額1,000円以下で銀座や渋谷といった住所を使うことができます。
バーチャルオフィスの違法性
借りた住所をさらに貸し出すバーチャルオフィスは、違法ではありません。
バーチャルオフィスの住所を個人事業主の開業届で使用したり、法人登記の際の会社所在地として設定することも可能です。
バーチャルオフィスは怪しい?違法?|バーチャルオフィスの今後を考えてみたバーチャルオフィスの相場
バーチャルオフィスの料金相場は、最安値は月額270円、サービスが充実したものであれば1万円とかなり幅があります。
住所だけ借りたい、法人登記もしたいなど利用目的によって金額が変わるので、バーチャルオフィスの料金相場まとめ記事をご覧ください。
【19社を調査】バーチャルオフィス利用料金の相場|利用目的別の相場とおすすめを紹介おすすめバーチャルオフィス
バーチャルオフィスには、個人事業主におすすめなもの、おすすめできないものがあります。
100社以上のバーチャルオフィスを調査してきた知識を元に、個人事業主向けバーチャルオフィスまとめ記事を作成したので興味がある方はご覧ください。
【一覧表で簡単比較】個人事業主におすすめなバーチャルオフィスをプロが厳選バーチャルオフィスなら、個人情報を守りつつ一等地の住所を借りてブランディングも可能です。
情報をそろえた名刺で差別化を狙おう
今回のアンケートでは、個人事業主やフリーランスでも名刺を用意したほうがマイナスな印象を持たれにくいという結果が出ました。
業種的に名刺を持っている人が少ないのであれば、情報が整った名刺を用意するだけで差別化が可能です。
さらに、名刺の住所によって相手の印象が左右される人が31%いたことから、住所を選ぶことでブランディングも可能です。
バーチャルオフィスであれば、安く一等地の住所を借りることも可能です。
全国から選りすぐった格安バーチャルオフィスまとめ記事にもぜひ目を通してみてください。
【宅建士厳選】利用パターン別格安おすすめバーチャルオフィス10社一緒にあなたにぴったりなバーチャルオフィスを考えます。
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