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自宅とは別で、郵便物を受け取ってくれる住所を借りたい方におすすめなサービスがあります。
それがバーチャルオフィスです。
バーチャルと聞くと、仮想空間を想像する方もいらっしゃるかと思いますが、今回紹介するものは「住所だけ借りることができる」サービスです。
バーチャルオフィスでは郵便物や宅配物を受取り、指定した住所に転送してもらえます。
宅建士、仲介会社勤務
著者:やっち
100以上のバーチャルオフィスを分析
仲介業者の経験を元に、バーチャルオフィスを徹底的に分析。 効率よく、他社と比較しながらバーチャルオフィスを探せるサイトを運営。
まず最初に、郵便物を受取・転送してもらえるバーチャルオフィスについて紹介します。
バーチャルオフィスの概要をすでに把握している方は、次のメリット・デメリットへお進みください。
バーチャルオフィスとは
バーチャルオフィスとは、住所だけを借りることができるサービスです。
実際に専用の部屋を借りるわけではないため、安く利用することができます。
料金の相場は、利用目的によって異なります。
こちらの相場比較表が参考になるかと思います。
郵便物を受取・転送できるプランの相場は月額982円。
中には月額500円~利用できるものがあります。
バーチャルオフィスでできること
バーチャルオフィスでできることがこちら。
住所を借りて郵便物の受取・転送以外にも様々なサービスが用意されています。
- 住所を借りる
- 届いた郵便物を受取・転送
- 固定電話番号を借りる
- FAX番号を借りる
- 貸会議室を借りる
固定電話番号はスマホでは受信・発信ができたり、FAXはインターネットで送受信ができるものもあります。
わざわざ固定電話やFAX機器を用意する必要がなく、バーチャルオフィス利用者に特化したサービスが魅力です。
バーチャルオフィスを利用している人
バーチャルオフィスを利用している人はさまざまで、意外と多くの業種の方が利用しています。
- ライター
- ネットショップ販売者
- マイクロ法人の住所
- ZOOMカウンセラー
- 司会業
- ブロガー
- 講師
- アーティスト
- 作家
- インフルエンサー
実際に部屋を借りなくても事業が成立する、だけど仕事用の住所は欲しいという方にバーチャルオフィスは人気です。
安いものだとワンコインで住所を借りることができます。
バーチャルオフィスと私書箱の違い
バーチャルオフィスとよく似た「私書箱」との違いが分からない方もいらっしゃるかと思います。
私書箱とは自宅とは別で郵便物を受け取ることができるポストのことです。
郵便局が設置している「郵便局私書箱」と、それ以外の「私設私書箱」があります。
郵便局私書箱
郵便局で申し込み、鍵付きの郵便ポストを借りる。
詳細 | |
---|---|
料金 | 無料 |
受け取り可能なもの | 郵便・ゆうパックのみ |
メリット | ・無料 ・郵便局内に設置されており、鍵付きなのでセキュリティ面で安心 |
デメリット | ・空きが少ない ・取りに行く必要がある ・使用条件がある* ・「○○郵便局 私書箱○○○号」といった明らかに私書箱と分かる表記となる |
*条件は以下の3つ。
- ほぼ毎日郵便の配達がある
- 6カ月以上の利用
- 延滞せず郵便物を受け取れる
郵便局私書箱の場合、郵便局内にポストが設置されているのでセキュリティ面は安心です。
ただ、毎回取りに行く必要があったり、そもそも空きが少ないです。
私設私書箱
民間企業が提供している私書箱
料金 | 有料 |
受け取り可能なもの | 一般的な郵便物、宅配物 |
メリット | ・自宅まで転送してもらえる ・届いた郵便物を知らせてくれるサービスがある(有料の場合もあり) |
デメリット | ・不要な郵便物の転送にもお金がかかる(無料で破棄できる会社もある) ・私書箱の番号を表記するケースがあるので、ビジネスには向かない ※東京都●●区●● ●●ビル 私書箱○○○号 |
郵便局私書箱は毎回郵便局まで取りに行く必要がありますが、私設私書箱なら郵便物を自宅まで転送してもらえます。
ただ、自宅の郵便ポストが荒らされるのが怖いのであれば、郵便局私書箱を利用したほうが良いでしょう。
私設私書箱の場合、郵便物の宛先住所を法人登記や、ネットショップの販売者情報として使用できません。
バーチャルオフィスがおすすすめな人
「自宅のポストで重要書類を受け取ると盗難被害が怖い」
「自宅住所を知られたくない相手がいる」
といった理由であれば、私書箱でも問題ないと思います。
それ以外の理由で、例えば以下のような例に当てはまる方に私書箱はおすすめできません。
- 法人登記できる住所を借りて、郵便物を受け取ってほしい
- 一等地の住所だけを借りたい(部屋は不要)
- ネットショップの返品先住所として使える住所が欲しい(自宅住所を公開したくない)
上記のように、郵便物の受取だけが目的ではなく、様々な理由で「自宅とは別の住所が欲しい」という方にバーチャルオフィスはおすすめです。
バーチャルオフィスと違法性
バーチャルオフィスを使って事業することは違法ではありません。
以下のような使い方ができます。
- ネットショップの販売者や送信元住所
- 法人登記の住所
- インフルエンサーのプレゼント受取住所
実際に公的機関に問い合わせて、バーチャルオフィスの住所を利用した事業が違法ではないと確認をとった事例もあります。
個人の住民票にバーチャルオフィスの住所は使える?
バーチャルオフィスはもう1つの住所を簡単に手に入れられる便利なサービスですが、住民票の住所としては利用できません。
住民票がおける住所は、生活拠点がある住所であることが求められています。
バーチャルオフィスはあくまで事業用の住所として使うことを前提としており、実際に部屋を借りて過ごす部屋ではありません。
バーチャルオフィス各社でも、住民票の住所として使うことを禁止しています。
バーチャルオフィスではほとんどの郵便物・宅配物を受け取ることができますが、一部対象外のものもあります。
PocketOfficeというバーチャルオフィスを例に紹介します。
この中でも、よくある質問が「銀行口座開設の書類やキャッシュカードの受取が可能か」です。
銀行から送られてくる口座開設関係の書類やキャッシュカードは転送不要となっていたりと、受け取れるかが不安になるかもしれません。
今ではバーチャルオフィスで法人登記して口座開設している人も増えており、各社でも口座開設の書類の受取・転送に対応しています。
口座開設関係書類の受取方法の例がこちら。
- バーチャルオフィスで不在票を受け取ってもらう
- 不在通知を自宅に送ってもらう
- 郵便局に電話して再配達を依頼する(自宅近くの郵便局を指定)
- 不在通知、印鑑、本人確認書類等を持って郵便物を受け取りに行く
一般的な郵便物や宅配物は受取・転送可能です。
ただ、長期間保管してもらったり、大きい荷物については受取不可または別途料金が発生することがあります。
バーチャルオフィス各社で郵便物転送手数料などの料金は異なるので、契約前にチェックしましょう。
バーチャルオフィスのデメリット
郵便物が届くまでに時間がかかる
バーチャルオフィスのデメリットの1つが、郵便物の転送と送料です。
郵便物はいったんバーチャルオフィスに届くため、そこから自宅に転送してもらうことになります。
また、郵便物の受取手数料、転送手数料、送料は各社で異なるため、郵便物関係のサービス料金は必ずチェックするポイントとなります。
早く受け取りたい場合は直接店舗まで取りに行くことも可能です。
直接受け取りに対応している店舗、していない店舗があるので、契約前に必ず確認しましょう。
許認可が取れない業種がある
士業や宅建業など、一部の業種ではバーチャルオフィスを利用した開業ができません。
理由がこちら。
- 賃貸借契約の写しの提出が求められる
(バーチャルオフィスでは利用規約同意書等を結び、賃貸借契約は結ばない) - ○㎡以上の相談スペースが必要など、物理的に難しい
他にも開業条件として様々なものがあるため、気になる方は事前に問い合わせましょう。
バーチャルオフィスを選ぶメリット
とにかく安い
バーチャルオフィスのコスパは抜群です。
私設私書箱の相場は月額1,500円~2,000円ほどですが、バーチャルオフィスであればよりも安く、より多くのサービスを利用することができます。
バーチャルオフィスの相場がこちら。
利用目的ごとに料金が異なります。
もし、法人登記できて郵便物も受け取れるように事務所の契約を考えているのであれば、バーチャルオフィスを1度は検討して頂きたいです。
バーチャルオフィスで法人登記する場合、上記表での相場価格は月額4,039円となっていますが、1,000円~利用することも可能です。
私は通常の事務所契約の仲介に本業で関わっていますが、事務所契約は月額料金だけでなく初期費用も高いです。
どんなに安い事務所でも賃料は3万円以上。
初期費用だけで以下の項目があります。
- 前払い賃料(2~6か月分)
- 敷金(3~6か月分)
- 礼金(1~3か月分)
- 保証会社加入金(1か月)
- 仲介手数料(1か月~)
少なく見積もって8か月分は初期費用でかかります。
もし実際に部屋を借りなくても事業が成立するなら、バーチャルオフィスをおすすめします。
法人登記できる
バーチャルオフィスで借りた住所を使って、法人登記することが可能です。
違法ではなく、すでに多くの人が登記しています。
「バーチャルオフィスで登記すると法人口座開設ができない」という話もありますが、準備をして金融機関を選べば可能です。
地方銀行ではバーチャルオフィスはNGというパターンもありますが、ネットバンクやメガバンクではすでに多くの方が口座開設しています。
ネットショップの販売者、発送元の住所として使える
バーチャルオフィスで借りた住所は、ネットショップの販売者情報や発送元ラベル、領収書で使うことができます。
ネットショップの販売者情報で、氏名・住所・連絡先を公開することは特定商取引法で定められています。
正直、個人情報を公開して良いことはありません。
どこで誰に悪用されるか分かりません。
このリスク回避のために、すでに多くの人がバーチャルオフィスを利用しています。
バーチャルオフィスの選び方のポイントは3つあります。
なんとなくで決めると相場とはかけ離れた料金とは気づかずに契約する可能性があるので、かならず最後には複数の会社で比較しましょう。
利用目的を明確にする
まずは、利用目的を明確にしましょう。
バーチャルオフィス選びでは、「住所だけ借りれたらいい」という簡単な気持ちで探すと大変なことになります。
格安だと思ったら法人登記ができないプランだったり、郵便物がほとんど届かないのに週1回郵便物転送可能なプランを選んでしまったりと、余計なお金を使うことになります。
バーチャルオフィスの利用目的は大きく以下の5つに分かれます。
- 住所だけ借りたい
- ネットショップで利用したい
- 郵便物を受け取って転送してほしい
- 法人登記したい
- 貸会議室も使いたい
この利用目的ごとに相場が異なるので注意しましょう。
後で利用目的別の料金相場を紹介します。
利用したい住所を絞る
利用目的が定まったら、次はエリアを絞りましょう。
地方だと店舗が1つ、もしくはないため選択肢がないかもしれません。
逆に、東京都内の一等地のエリアは数が多すぎて絞ることさえ難しいです。
希望のエリアで、1番始めに決めた利用目的にあうプランがあるバーチャルオフィスをさらに絞り込みましょう。
利用目的ごとの相場と比較する
利用目的を決めてエリアの絞り込みができれば、あとは比較していくだけです。
こちらの相場比較表が参考になるかと思います。
バーチャルオフィスであれば、郵便物を受け取って転送するプランの相場は月額982円。
なかには500円で対応してもらえるバーチャルオフィスもあります。
ここでは、利用目的別のおすすめバーチャルオフィスを紹介します。
どれも相場以下の金額で充実したサービスを受けることができます。
ネットショップで利用したい
ネットショップの販売者情報等でバーチャルオフィスの住所を使用したい方におすすめなのが和文化推進協会です。
非営利団体が運営しており、月額500円で利用できます。
和文化推進協会では、月額500円という超格安でありながら固定電話番号も無料で借りることができます。
ネットショップの運営で販売者情報を公開したくない方なら、和文化推進協会のバーチャルオフィスを契約するだけで住所も連絡先も守ることができます。
ネットショップに限らず、私のようなブロガーやライター、ZOOMカウンセラーなど多くの人が利用しています。
住所+郵便物受取・転送
住所使用に加えて郵便物受取・転送してほしい方におすすめなのが、PocketOfficeです。
渋谷の一等地の住所を借りることができます。
PocketOfficeがおすすめな理由の1つが、郵便物到着連絡がLINEで通知される点です。
しかも、写真付きで送り主情報も分かり、破棄や転送の指示が出せます。
バーチャルオフィスに届いた郵便物などを素早く把握することができます。
PocketOfficeなら便物到着連絡サービスは無料です。
他社では有料オプションのケースが多いので、PocketOfficeは良心的なサービス設定です。
法人登記したい
郵便物の受取・転送だけでなく法人登記もしたい方におすすめなのがKarigoです。
店舗数は60を超えており、全国各地の住所を借りることができます。
また、Karigoのおすすめポイントは店舗数の多さだけでなく、セキュリティ対策のレベルの高さが業界トップクラスという点です。
おそらくバーチャルオフィス業界では唯一、ISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)認証取得しています。
個人情報漏洩対策を徹底していなければとれない認証で、かなりお金と時間と手間をかけています。
取引先の情報や郵便物の管理を任せることに不安を感じるなら、Karigoがおすすめです。
法人登記してバーチャルオフィスを利用するとなれば、取引先からの重要な郵便物もバーチャルオフィスに届きます。
Karigoなら個人情報の取り扱い対策も徹底しています。
申し込み時「いろはの紹介」と備考欄に記入
→入会金無料!
貸会議室を利用したい
郵便物の受取・転送に加えて、貸会議室も利用したい方におすすめなのがユナイテッドオフィスです。
貸会議室の利用料金が安いです。
30分275円から利用が可能です。
契約店舗以外の貸会議室も利用できるため、予約もとりやすいです。
今回、郵便物を受け取れる住所を借りたい方向けの解決策としてバーチャルオフィスを紹介しました。
「郵便受けを荒らされるのが怖い」といった、安全に郵便物を受け取りたいだけであれば郵便局私書箱がおすすめですが、郵便受けの機能に加えてさらに利便性を求めるならバーチャルオフィスがおすすめです。
バーチャルオフィスでできること
- 住所を借りる
- 届いた郵便物を受取・転送
- 固定電話番号を借りる
- FAX番号を借りる
- 貸会議室を借りる
バーチャルオフィスと似た私設私書箱もありますが、バーチャルオフィスの方が安く様々な用途で利用できます。
バーチャルオフィス選びが難しく感じる方は、ぜひ比較記事を利用してください。
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